最近注目されている育毛物質としてIGF-1と言われている「インスリン様成長因子-1」があります。
このIGF-1という物質には育毛物質を増やす効果があると言われています。では具体的にどのような経緯で髪の毛に効果があるのでしょうか?
IGF-1については以前から血流を促進して、髪の毛の成長とその質の維持に重要な役割を果たしていることは分かっていました。
ではどうしてこれまでそこまで注目されてこなかったのでしょうか?
目次
IGF-1の髪の毛への効果とは
IGF-1が毛髪の成長や促進に効果があるのは知られていましたが、、IGF-1は思春期に分泌が高まるとされている、成長ホルモンでしか増えないと考えられてきたので、これまで注目されてきませんでした。
そのため成長ホルモンの分泌が低下する20代以降でIGF-1を増やすのは無理だとされてきました。
ただ近年は成長ホルモンの力を借りないでも食品でIGF-1を増やすことができるということがわかりました。IGF-1が増えればそれだけ髪の毛の育ちも良くなって、毛の質もよくなります。
具体的にはアンチトロビンというタンパク質が知覚神経を刺激して、その知覚神経が刺激されることによってIGF-1が増えるということがわかっています。
IGF-1が増えると血流が促進されて髪の毛の成長と育毛に繋がっていくという仕組みになっています。
そこで知覚神経を刺激するような食物を摂取することによってIGF-1を増やすことができるということになります。
では具体的にはどのような食品がIGF-1を増やすのに効果的なのでしょうか。
IGF-1は男性型脱毛症(AGA)にも効果的
IGF-1は男性型脱毛症(AGA)の原因になっている物質であるDHTの活動に拮抗してくれる働きをしてくれるので男性型脱毛症の改善には非常に効果的です。
具体的にはカプサイシンやイソフラボンを摂取することによって毛根でIGF-1を増やしてくれるので試してみるといいと思います。
最近では薄毛治療というと、フィナステリドのプロペシアなどの商品が有名で、これは男性型脱毛症(AGA)の原因のDHTの働きを阻害する効果があるので男性型脱毛症の治療に使われることが多いです。
ただフィナステリドのプロペシアなどの商品は育毛のブレーキになっているDHTを阻害してくれますが、それ以上の効果はありません。
つまりカプサイシンやイソフラボンも合わせて摂取することによって、治療効果がさらに上がることになり、相乗効果を期待することができます
実際にプロペシアとカプサイシンやイソフラボンを併用した治療をした場合だと、6ヶ月で男性型脱毛症(AGA)の90パーセント以上の人たちに効果が出ました。
さらにその半数が見た目にもはっきりと分かるくらいの効果が出ています。
また近年ではプロペシアよりも高い効果があるといわれているアボルプという薬剤が登場しています。
アボルプはプロペシアよりも強力のDHTを阻害する効果があるといわれているので、カプサイシンやイソフラボンを併用した治療を行うとさらに高い効果が出ているといわれています。
アボルプはこれから日本でも男性型脱毛症の治療に使われてくると思います。
とりあえず数ヶ月だけでもお試しで利用してみるのもありなのではないかと思います。
男性型脱毛症(AGA)で悩んでいる人はIGF-1を利用しての薄毛改善に取り組んでみるのも良いのではないでしょうか。
またIGF-1はヘアサイクルの改善にも効果があります!
IGF-1は円形脱毛症にも効果がある
円形脱毛症はストレスや自己免疫疾患によって発症すると言われており、完治させるのに厄介な症状になっています。
ウイルス性の症状なら薬で治りますが、心因性が原因の症状は完治するのにどうしても時間がかかります。
ただIGF-1はリンパ球などの白血球が引き起こす
があり、円形脱毛症などの自己免疫疾患の改善が期待することができます。円形脱毛症はストレスがなくならないと治りにくいですが、薄毛の状態であるというだけでストレスになって症状がなかなか改善しないというケースも結構あります。
そのためIGF-1を利用して少しでも改善が見て取れると、ストレスがその分減って改善への大きな足がかりになってきます。
実際にIGF-1で改善を試みた人も、治療前との比較で髪の毛が生えてきてから、加速的に改善していったという話があります。
円形脱毛症は年齢に関係なく誰にでも発症する可能性があるので注意が必要です。
IGF-1を利用した円形脱毛症対策のメリットとは?
IGF-1のいいところは、年齢に関係なく効果があるということです。
またIGF-1は毛根で髪の毛のメラニン色素を作る細胞の働きを活性化して、
もあります。脱毛症の改善にも効果的ですが、白髪の減少にも効果的だということがわかっています。
ちなみに皮膚科では円形脱毛症の治療の為に頭皮をかぶれさせたり、ドライアイスを使った治療をすることがあります。
これは頭皮の知覚神経を刺激してIGF-1を増やすことを目的にしたものです。
ただ円形脱毛症は体の内部の免疫異常が原因なので、サプリメントや内服薬を利用して体の中から知覚神経を刺激してIGF-1を増やしていくほうが効果的だということがわかっています。
IGF-1は薄毛はもちろんですが、健康面でも非常に大きな効果をあげているので、積極的に活用するようにしてみてはどうでしょうか。
IGF-1のヘアサイクルへの効果
毛髪サイクルには、成長期と休止期と退行期があるというのは当ブログでも説明していきました。毛髪サイクルの具体的な内容についてはこちらを参考にしてください。
それぞれのサイクルについて簡単にいうと下記のような感じになります。
ヘアサイクルの成長期⇒毛髪の成長
ヘアサイクルの休止期⇒毛乳頭が毛根から離れる
ヘアサイクルの退行期⇒毛髪の成長停止
IGF-1は毛母細胞に作用して毛髪のサイクルの、成長期を延長させて、退行期や休止期を短縮させるという効果があり、結果的に育毛効果を発揮してくれるのです。
ヘアサイクルにこれだけ直接的に作用すると言うのは非常に貴重だと言えるのではないでしょうか。
ちなみに髪の毛の質や円形脱毛症の原因にもなっている毛根の炎症も軽減してくれるのでいいことずくめの成分と言えると思います。
IGF-1は髪の毛はもちろんですが、人の総合的な健康にも非常に大事な成分だと言うことがわかると思います。
IGF-1は食品などに含まれるカプサイシンとイソフラボンを摂取することによって増やすことができます。
このカプサイシンとイソフラボンを利用してIGF-1を増やすことができる育毛サプリは下記から参考にしてみてください。
IGF-1を増やす効果へと繋がる食べ物とは
IGF-1を増やすには知覚神経を刺激する必要がありますが、知覚神経は体のどの部分にもある熱さや痛みを感じる神経になります。
知覚神経は皮膚や消化管などの内側に多く張り巡らされているので、唐辛子を食べると口の中や胃が熱くなってきます。こういったことも知覚神経が刺激されることによって起こる現象です。
この唐辛子に含まれるカプサイシンという成分が知覚神経を刺激する物質として有名です。
このカプサイシンを助ける働きがあることで有名なのが大豆に含まれているイソフラボンという成分になります。
そのため唐辛子と大豆を一緒に食べることによって、知覚神経を刺激して効率よくIGF-1を増やすことができるというわけです。
実際に実験でカプサイシンとイソフラボンを摂取して試したら31人中20人に育毛効果があったというデータがあります。
大豆と唐辛子を摂取するだけでできる簡単な方法なので是非試してみてはどうでしょうか。
他の育毛剤や発毛剤と合わせて、食の面からのアプローチには最適な方法ではないでしょうか。
カプサイシンとイソフラボンを利用してIGF-1を増やす育毛商品は下記を参考にするといいです。ドンピシャな商品なので参考になると思います。
鍼や灸でIGF-1を増やせる
IGF-1はカプサイシンやイソフラボンで増やすことができると上記で説明しましたが、>知覚神経を刺激するなら鍼や灸も効果的です。
IGF-1での薄毛治療はある意味では胃や腸のツボをカプサイシンやイソフラボンで刺激した結果とも言えるかもしれないですね。
また逆を考えると鍼や灸の効果はIGF-1によってもたらされた結果とも考えることができるのではないでしょうか。
実際に鍼治療で育毛治療というのはあるので効果は期待できるのではないでしょうか。
よく髪の発育にいいツボなどが話題になったりするので専門家による鍼治療での効果はIGF-1に強く影響されていると考えていいかもしれないですね。