毛髪の構造を理解することは育毛剤や発毛剤の効果などをしっかりと理解するためには非常に大事なことになります。
毛根部分も大事ですが毛髪自体にもしっかりと注意するようにしましょう。
一般的に私達が髪の毛と呼んでいるのは表皮の外側に出ている毛幹部分になります。
髪の毛を輪切りにしてみると3つの層に分けることができるということがわかります。
また髪の毛には薄毛になりやすい髪質などもあるのでしっかりと理解しておくといいです。
髪の毛の毛幹は毛小皮と毛皮質と毛髄の3つの構造で出来ています。
毛髪の具体的な構造
毛髪の毛幹微分の一番内側になるのが、泡が固まったような形で内部がスカスカになっている毛髄になります。
ちなみにこの毛髄は欧米人の髪の毛にはほとんど見られないものになります。
欧米人にはほどんどないということからもそこまで重要な部分ではないと思われますが、その機能や必要性についてはまだ解明されてないようです。
おそらくは毛の性質などに影響があるのではないかと言われていますが、薄毛と関係があるということはないのではないでしょうか。
3つの層の真ん中あたりにあるのが毛皮質になります。
毛皮質は毛幹の大半を占めています。そしてこれを取り囲むようにして毛小皮が外側を覆っています。
よくシャンプーのCMなど見られるようなキューティクルといわれるのは毛小皮のことになります。
顕微鏡などで見るとたけのこのような感じに見えます。
毛髪は上記のような構造になっています。
キューティクルと言われている部分が一番外側の毛小皮と呼ばれる部分だと言うことは知らない人も多かったのではないでしょうか。
まあ薄毛とはそこまで関係のないことですが、知識として知っておくといいと思います。
髪の毛は1日にどれくらいの伸びるの?
髪の毛が伸びる速度は頭頂部が一番速くて、次は側頭部と言う感じで、部位によって多少差があります。
単純に考えると生まれてから髪をまったく切らないという状況なら、成人するくらいになると2メートル以上の長さになっています。
しかし実際は長くても1mくらいで止まってしまいます。
それは髪の毛は2年間から6年間のサイクルで生え変わっているからです。
こういった現象をヘアサイクルと呼びます。
ヘアサイクルは薄毛対策と関係が深い部分なのでしっかりと理解しておくといいです。
薄毛になりやすい髪の毛の質について
髪の毛には硬い髪の毛と柔らかい髪の毛がありますよね。
よく硬い髪の毛は「硬毛」と呼ばれ、柔らかい髪の毛は「軟毛」と呼ばれたりします。
ではそれぞれどのような特徴がり、どちらの髪質が薄毛になりやすいのでしょうか?
硬毛の特徴について
硬毛は硬い髪の毛と呼ばれている髪質のことですが具体的にどのような特徴があるのでしょうか。
下記で硬毛の特徴を載せているので参考にしてください。
硬毛の特徴について
- キューティクルの層が厚い
- 髪の毛1本1本が太くて健康
- 髪の毛の内側の層が厚い
硬毛は太くて健康的な髪の毛で、髪のセットがしやすいのが特徴の髪の毛になります。
硬毛は男性ホルモンの影響を受けずに育ってきた髪の毛で、髪型をセットする際にも簡単にボリュームを出すことができるのでセットに時間がかからずに便利です。
いわゆる私達のような薄毛で悩んでいるような人たちには憧れの髪質ということですね!
硬毛は太さがるので抜けにくくなっており、丈夫で切れにくい髪の毛です。
女性の場合は硬毛よりも柔らかい髪の毛がいいという人も多いですが、男性からするとこういった髪質に憧れますね!
軟毛の特徴について
柔らかい髪の毛の「軟毛」と呼ばれる髪質ですが、具体的にはどのような特徴があるのでしょうか?
下記で軟毛についての詳しい特徴と薄毛との関係について載せているので参考にしてください。
軟毛の特徴について
- 髪の毛の中の密度が小さい
- キューティクルの層が薄い
- 細くて柔らかい髪の毛
何となく特徴を見てもわかりますが、強度がなくて弱そうな髪の毛だということがよくわかると思います。
こういった髪の毛の人はクセ毛や少しカールしているような髪の人が多いみたいですね。
ちなみに私は完全にこのタイプの髪の毛です。ちょっとカールしているような感じで髪の毛が細いです。
髪をセットする際には髪の毛にボリュームがでないので毎日苦労しています。
このような弱い髪の毛になってしまう原因は、男性ホルモンによって硬さのある健康的な髪の毛になることを阻害されてしまっているからです。
軟毛の人は当サイトで薄毛改善の方法について載せているので是非参考にしてください。