薄毛を治すにしても、その治療法が自分には有効なのかある程度判断するためには前段階として毛髪についての知識をしっかりと抑えておく必要があります。
やはり目的の毛髪関連商品についての説明を見たときに、まったくのチンプンカンプンでは商品の選びようがないので毛乳頭と毛母細胞などの基本的な情報についてはしっかりと頭に入れてきたいものです。
人の皮膚は表面にある薄い皮である表皮と、その下にある厚めの皮膚である真皮の2つの構造になっています。
毛髪は真皮のほうから生えています。
よくCMなどで耳にする毛根という言葉を聞くと思いますが、毛根とは皮膚の下にある毛髪を指しています。
また私達が髪の毛と呼んでいる部分は、皮膚から出ている部分で毛幹と呼ばれている部分になります。
髪の毛は皮膚の下にある毛包で作られるのですが、毛包の根元には、髪の毛の成長に必要な栄養を取り込む毛乳頭と毛母細胞からなる毛球、髪の毛をつくるために必要な栄養や酸素を運んでくる毛細血管があります。
毛包とは?
毛根をさやのように包んでいるのが髪の成長を支えている毛包になります。
毛包は呼んで字のごとく、毛髪を包む鞘のようなものいなっており、毛包の周りには網の目のような感じで毛細血管が走っており、
。器官としては小さいものですが、外毛根鞘から内毛根鞘小皮まで5層に分かれており、結構複雑な構造になっています。
毛乳頭と毛母細胞について
この毛乳頭を取り囲むように存在しているのが毛母細胞になります。
よく育毛剤などの宣伝CMで出てくる毛母細胞はここにあります。
毛母細胞は毛細血管から栄養分を吸収しながら増殖したり、分化を繰り返して毛髪を作るようになって上に伸びるようになっています。
これが毛髪の伸びる仕組みになっています。そういった意味でも
だということがわかると思います。しかし毛母細胞に運ばれるのが栄養ではなく成長を抑制する成分だった場合には、髪の毛は伸びることができずに、抜けてしまいます。
こうしてみるとテレビの育毛剤や発毛剤などのCMで毛乳頭や毛母細胞についての効果を謳っている理由についてわかるのではないでしょうか。
薄毛対策で髪の毛の発毛を目指すなら毛乳頭と毛母細胞の関係性や働きはしっかりと抑えて置くようにするといいです。