薄毛改善の方法では薬を飲んだりカツラを被ったりなど色々な方法を選択することができますが、その中の一つに植毛手術というものがあります。
薬などの場合は、人によってはよく効いたり、効かなかったりと差がありますが手術だと一定の効果を誰でも得ることができます。
薄毛対策で確実に結果を出したいと思うなら、植毛手術というのはわかりやすく結果の出る方法だと言えるかもしれないですね。
植毛手術は昔は人工毛髪を使ったりしていましたが、副作用が非常に大きく、頭皮に炎症ができたりしてデメリットが非常に大きいので今では自毛植毛が中心になっています。
実際にアメリカでは人工毛髪の植毛は禁止されています。そのため日本で人工毛髪の植毛を進めるところがあったら注意が必要です。
自毛植毛は脱毛しにくい後頭部や側頭部の皮膚を利用する移植方法ですが、大きく分けると三つの手術手法があります。
自毛植毛と人工毛植毛の違いとは?
自毛植毛は自分の髪の毛を移植するという方法になります。自毛植毛は男性の典型的なAGAなどの治療にも対応しており、現在は自毛植毛の方が主流になっています。
人工毛植毛は自毛植毛のように移植する毛がないという、髪の毛が全体的に薄いという場合に向いている方法になりまます。つまり広範囲の薄毛に悩んでいるような場合には人工毛植毛が向いているということになります。
自毛植毛はすぐに結果がでないというデメリットがありますが、人工毛植毛よりはデメリットが少ないので、個人的には自毛植毛がいいと思います。
ただ人工毛植毛は通院の必要がなく、植えたら髪の毛が生えている状態になるので短期間で結果がでるというメリットもあります。
とは言ってもアメリカで人工毛髪の植毛が禁止されているという現実を見ると、基本的には自毛植毛を行うのが普通だと思ったほうがいいです。
そこで下記では自毛植毛を前提に情報を記載していきます。
植毛手術の皮弁法「フラップ法」
皮弁法は側頭部と後頭部の皮膚を長方形に切って、皮膚と毛髪を大量に移植させる方法になります。
一気に大量に移植させる方法として昔はよく行われていたみたいですが、現在ではあまり行われてない手法になります。
動脈や静脈をつなげたままで移植する方法ですが、移植する皮膚が大きいので血液や酸素不足の供給不足で壊死する危険性が高いのがその理由です。
手術をする医師のほうでも技術が必要になってくるので、時代とともに行われなくなってきました。
植毛手術の縮小法「スカルぷリダクション」
縮小法は脱毛してしまった部分の皮膚を切り取った後に、その周辺の皮膚を切り取って縫い合わせることで脱毛部分の面積を減らすと言う方法になります。
皮弁法と違って手術は何回かに分けて繰り返し行われるのが特徴の手術になります。
しかしこちらも現在ではあまり行われていません。
理由は薄毛部分をカバーできる面積が限られているということと、縫合箇所の傷跡が目立ってくるなどの問題があるためです。
薄毛部分が少ない人ならいいですが、そうでない場合はどうしようもないですからね。
植毛手術の遊離移植法
遊離移植法はパンチグラフト法や、それを発展させたマイクログラフト法や、現在よく行われている毛包単位移植術などを総称した呼び名になっています。
後頭部や側頭部の毛の残っている皮膚を抜け毛が目立つ場所に移植する方法になっています。
初期に行われていたパンチグラフト法の場合だは、後頭部や側頭部から皮膚をパンチで穴を開けるように円形に採取してそのまま移植していました。
ただそれだと仕上がりが不自然になってしまうので、今では移植片を格段に小さくして行っています。
基本的には上記のような方法が植毛の手術方法になります。
もし植毛の手術を受ける際には、こういった
だと思います。メリットとデメリットを理解して行えば、あとで後悔する可能性を少なくすることができます。
遊離植毛法の毛包単位移植術について
遊離移植法は現在一般的によく行われている方法ですが、その中でも最もよく行われているのが毛包単位移植術になります。
人間の毛髪は1から3個の毛包が一群となって生えています。
毛包単位移植術はこの毛包のグループをユニットと考えるようにして、後頭部や側頭部などの抜けにくい頭皮組織を、顕微鏡で見ながらさらに毛包単位に切り分けて移植する手術になります。
毛包単位移植術は移植箇所にあらかじめ穴を開けて埋め込む形で行うようになっています。
何となく田植えのようなイメージだと分かりやすいかもしれないですね。
具体的には生え際には1本毛で、頭頂部に近い部分には3本毛を1ユニットとして移植されているような感じになります。
基本的に移植をする際に毛包に傷が無い場合なら90パーセント以上が新しい場所に定着するようになります。
ちなみに一度定着した毛はヘアサイクルの休止期に入るようになります。
つまり一度移植した髪の毛は抜け落ちてまた生えてくるようになると言うことです。
その後移植後も脱落せずに、そのまま成長期を保って伸びる髪の毛の割合は大体10パーセントくらいになります。
抜けた髪が再び成長して頭皮の表面に出てくるようになるのが、4ヶ月後から5ヵ月後くらいになるので、
ということになります。毛包単位移植術の効果と結果が出るまでにはこんな感じの過程があります。
植毛された毛はその後どうなってしまうの?
せっかく移植しても男性ホルモンの影響でまた抜けてしまってはあまり意味はないですよね。
しかし毛包は本来あった場所の性質を持ち続けると言う効果があるので、男性ホルモンレセプターがない後頭部などの髪の毛を移植すると、そのまま移植した頭頂部や前頭部にも
します。これは結構大きなメリットなのではないでしょうか。
また毛包単位移植術はのも大きな利点と言えるかもしれないですね。
ただ若いうちに植毛をすると、その後さらに薄毛が進行して植毛部分の移植してない髪の毛部分が抜けてくると不自然な状態になったりするので注意が必要です。
そのため脱毛が進行した状態で植毛手術を受けるのが一番確実と言えるかもしれないですね。
自毛植毛の費用と料金を病院ごとに比較
植毛は基本的に保険が適用されないので、費用や料金は高額になってしまうのが普通です。料金は人工毛植毛の方が自毛植毛よりも安いですが、傷口が化膿するなど結構大きいデメリットがあるので、自毛植毛を前提にするといいです。
自毛植毛を行う際にはできるだけ施術に慣れた専門的な医院を領するのがいいです。自毛植毛は技術と経験が必要なので、専門的なところで行うのが確実です。
少しでも検討しているなら専門のクリニックで相談するといいです。無料相談で勧誘もされないので情報を集めるだけでも行ってみる価値はあります。
AGAルネッサンス | アイランドタワー | 聖心美容 | 親和 | |
---|---|---|---|---|
基本料金 | 0円 | 216,000円 | 0円 | 216,000円 |
1000株単価 | 888,000円 | 864,000円 | 888,000円 | 900,000円 |
1株単価 | 888円 | 1,080円 | 880円 | 900円 |
1本単価 | 444円 | 540円 | 440円 | 450円 |
大手の植毛に対応しているクリニックの料金は上記のような感じになっています。
やはり費用や料金は保険が適用されないので高額なのがよくわかると思います。
ちなみに1000株植毛すると2500本くらいの髪の毛が増えるということになります。どれくらいの量を植毛するかは人によって個人差があるのであくまでも参考価格だと思ってください。
またクリニックによってキャンペーンをやっていて、安くなっていることもあるので、上記の価格が絶対ではないです。
上記でも説明しましたが、植毛は価格も大事ですが、医師のテクニックが重要な手術なので、安易に価格だけで判断しない方がいいです。
個人的にはただでさえ高額な料金がかかる植毛なので、料金よりは実績を重視して選ぶようにした方がいいと思います。