塩分は摂取し過ぎると体に悪いと言われていますが、それは髪の毛や育毛に関しても同じことが言えます。
具体的には塩分を少なくすると髪の毛が増えたりして育毛や発毛効果があるということが、どういった理由や要因が絡んでいるのでしょうか?まずは当サイトから詳しい情報をご覧ください。
よく口内炎ができているときに、ものを食べるとその部分がしみてきたりすると思います。
しかし実際にその部分がしみるものほど知覚神経刺激作用が強い食べ物になります。
代表的なのは塩ですが、他にもトウガラシが当てはまります。ただ塩やトウガラシは傷口に大量につけていくと、最初は痛みがありますが、徐々に傷口がしびれてきて、痛みがなくなってきます。
知覚神経を刺激するものの共通点としてこういった性質があるようですね!
刺激によって知覚神経からは痛みを引き起こす物質が放出されますが、痛みが強すぎるとその痛み物質が放出されしつくして痛みがなくなります。
知覚神経を刺激するとIGF-1が増加して髪の毛が増えると言われていますが、それなら塩分を増やしたほうが髪の毛が増えるのではと思う人もいるのではないでしょうか?
※IGF-1についてはこちらを参考に
しかし実際には塩分を増やしても髪の毛が増えて育毛効果があるということはないです。
その理由は何なのでしょうか?
塩分の取りすぎはIGF-1を減らして抜け毛に繋がる
知覚神経内には髪の毛を増やす効果のあるIGF-1と痛みを認識させる物質が放出されますが、強い刺激を受けるとどちらも枯渇してしまいます。
つまり知覚神経への刺激が強すぎると知覚神経が麻痺状態になってしまって、IGF-1は増えるどころか、逆に減ってしまうのです。
過剰な塩分の摂取は胃腸の知覚神経を麻痺させてしまって、IGF-1を減らしてしまうだけでなく、高血圧の発症などの悪影響を与えます。
結果的に塩分の過剰摂取は健康を阻害するだけなく、抜け毛などの髪の毛への悪影響を与えてしまうと言うことになります。
ちなみに薄毛の人にカプサイシンやイソフラボンを接種してもらうと知覚神経が刺激されて、血液中のIGF-1の増加だけでなく、高血圧の改善などのいい症状が見られました。
よく巷では減塩とか言われていますが、健康や髪の毛などのことを考えるとかなり的を得ていることだということが分かります。
減塩が薄毛の改善につながるのならやってみようと思う人もいるのではないでしょうか。
薄毛はもちろんですが健康にはいいことなので、少しづつ取り組んでいく価値はあると思います。
塩分が強いと血液の流れが悪くなり若ハゲに繋がる
上記のように塩分が強いものを多く摂取しているとIGF-1が減ってしまって薄毛に繋がりますが、他にも髪の毛に影響を与える理由があります。
上記でも塩分の取り過ぎは高血圧に繋がると説明していますが、高血圧になるとそれだけ血管の老化が進むことになります。
血管の老化が進むと動脈硬化になったり、血液の流れが悪くなってしまうので、頭皮の血管も自然と収縮するようになります。
ご存知の通り、髪の毛への栄養は毛細血管が運んでいるので、血液の流れが悪くなるとそれだけで髪の毛へ栄養が行き渡らなくなるので、若ハゲや薄毛に繋がっていきます。
そのため自然と抜け毛も増えてくるようになってしまいます。
こうして見ると塩分の過剰摂取はIGF-1を減らすだけでなく、血液の流れも悪くするので、健康面はもちろんですが若ハゲ対策にもいいことなしですね。
日本人は塩分の摂取量が多い傾向にある
日本食は昔から健康食と言われていますが、そういった食生活を昔から行ってきた日本人には、近年の食生活の欧米化は大きな問題があります。
食生活の欧米化によって塩分が強い濃い味付けの食べ物が広まったので、塩分を多量摂取している日本人が多くなっています。
とは言っても最近はまた健康食ブームで、減塩食品が増えてきているので、やろうと思えば意外と簡単に減塩することが可能です。
最初は減塩生活で物足りないと感じる人もいるかもしれないですが、こういった減塩についてはしばらくすると慣れてくるので、まずは取り組むことが大事になってきます。
こうした減塩による薄毛対策だけでなく、当サイトでは育毛や発毛に効果な食生活について解説しているのでよかったら参考にしてください。